ヒプノセラピーは、人の潜在意識にはたらきかける心理療法です。潜在意識は人の意識の95％を占める無意識の世界、一方の顕在意識はわずか５％程度と言われています。

この潜在意識によって私たちの考えや行動はコントロールされていると言われます。しかし多くの場合そのことに気付かず、起きるできごとに様々な感情を抱きながら生きています。

たとえば。。。

●病気になった 

●どうしても受け入れられない人がいる

●自分には価値がないと思う

●つい暴言や暴力をふるってしまう

●何度も同じタイプの人を好きになるが破局を迎えてしまう

など、様々な悩みに対してセラピーをしてみると、たとえば幼い頃に味わった寂しさや恐怖などの、心にしまい込まれた感情、今直面している問題とは一見無関係の、意外な過去の出来事が原因となっていることがよくあります。このように潜在意識に封印されたままの過去の記憶は、現在の自分に影響を与え続けることが多いのです。

催眠状態とは意識が一点に深く集中していて、しかも目覚めている状態です。眠りとは違います。催眠下で起きたことは覚えていますし、自分の意志で即座に中断することもできます。

たとえば、読書に没頭しながらその部屋に誰かが入ってきたことがわかる状態とよく似ています。

目覚めている時は顕在意識が優位ですが、催眠によって潜在意識にアクセスできる状態になります。

潜在意識は創造性や直観などをつかさどっている場所です。過去のトラウマや未処理のままの感情もここにあります。無意識に設定されてしまった思い込みや自動思考の修正も潜在意識においては可能です。

潜在意識には健全な状態へ向かおうとする自然なはたらきも備わっており、ヒプノセラピーはそれを利用して、潜在意識にはたらきかけます。

ヒプノセラピーは、

◆対処療法ではなく、困った状況の原因にアプローチする、根本的な療法です。

◆２千年前から受け継がれて来た、人類の英知が生み出した療法です。

◆慣れてくれば、練習によって自己催眠でご自身を癒すことも可能です。